「万葉集に出てくる飛鳥川の飛び石を、子どもと一緒に渡ってみたい」。明日香村の観光地図を見ていると、石舞台古墳の少し南に小さく書かれた「飛び石」が気になる方は多いはずです。ただ、いざ行こうとすると、周遊バスは近くまで行くのか、車はどこに停めるのか、小さな子が川の石を渡っても大丈夫なのか、わからないことだらけです。
先に結論をお伝えすると、飛鳥川の飛び石は明日香村稲渕にある村指定の史跡で、石舞台古墳を起点に自転車か徒歩で南へ向かうのがいちばん段取りのよい行き方です。明日香村のモデルコースでは、自転車で石舞台古墳から稲渕の棚田まで約8分、棚田から飛び石まで約3分とされています。周遊バス「赤かめ」は稲渕までは入らないので、石舞台で降りて乗り換えるイメージで計画します。
この記事では、飛び石が2カ所あるという意外と知られていない事実から、バス・自転車・車の比較、子どもと石を渡るときの安全の段取り、稲渕の棚田の彼岸花や案山子祭り、石舞台古墳とあわせた半日コースまで、公式情報をもとにまとめました。
・飛鳥川飛び石の場所と、上流・下流に2カ所ある理由
・赤かめバス/レンタサイクル/車の使い分けと料金
・未就学児や乳児連れで石を渡るときの安全の段取り
・稲渕の棚田・石舞台古墳とセットで回る半日コース
飛鳥川飛び石はどこにある?万葉集の石橋が今も残る稲渕の集落へ

飛鳥川の飛び石は、明日香村の中心部から飛鳥川をさかのぼった「奥飛鳥」と呼ばれる山あいの集落、稲渕にあります。まずは場所と、なぜこの石が大切にされているのかを押さえておくと、子どもへの説明もしやすくなります。
村が「良好に残るのはこの1箇所だけ」と説明する指定史跡
飛鳥川の飛び石は、昭和52年4月1日に明日香村指定史跡になった文化財で、管理者は明日香村です。明日香村公式ホームページの文化財ページでは「飛鳥川上流流域には、過去5~6箇所の飛び石橋が存在したが、その多くは流されたりして良好に残るのはこの1箇所だけである」と説明されています。
つまり、かつては川のあちこちにあった「石の橋」のうち、形がきちんと残っている貴重な場所ということです。観光施設ではないので入場料や開場時間はなく、稲渕の集落の中の川に、今も普通に石が並んでいます。
子連れで訪れるなら、小学生には「万葉集の時代の人も、こうやって石を渡って川の向こうへ行っていたんだよ」と話すと、ただの石が一気に特別なものに見えてきます。未就学児なら「石から石へジャンプするお散歩」として楽しめます。
注意したいのは、あくまで生活の場にある史跡だという点です。周辺は稲渕の集落と田畑で、売店や案内所が並ぶ観光地とは雰囲気が違います。私有地の田んぼやあぜ道に入り込まない、集落の道で大きな声を出しすぎない、といった配慮は家族で事前に話しておきましょう。
| 住所 | 奈良県高市郡明日香村稲渕 |
| 公式サイト | 公式サイト |
実は飛び石は2カ所ある。上流は木々、下流は田んぼに囲まれている
意外と知られていないけれど、稲渕周辺で「飛び石」と呼ばれる場所は1カ所ではありません。奈良県の景観資産ページでは「木々に囲まれた上流の飛び石と、田んぼに囲まれた下流の飛び石、2カ所の飛び石があります」と紹介されています。
奈良県はこの場所を「明日香稲渕の集落を望む飛鳥川の飛び石」として景観資産に登録していて、種別は「眺望地点」、テーマは「水辺景観」です。つまり、石を渡る体験だけでなく、石の上から稲渕の集落や田んぼを眺める景色そのものに価値がある、という評価です。
子連れでの使い分けとしては、田んぼに囲まれた下流の飛び石は開けていて見通しがよく、親が少し離れた岸から子どもの様子を見守りやすい雰囲気です。木々に囲まれた上流の飛び石は、夏は木陰が多く、しっとりした空気の中で写真を撮りたい家族に向いています。
ただし、2カ所目を探して集落の奥へ歩くと、そのぶん帰り道も長くなります。未就学児連れなら「まずは1カ所渡れたら大成功」くらいの気持ちで、体力に余裕がある小学生連れだけ2カ所目に足をのばす、という判断がおすすめです。
村の指定史跡としての「飛鳥川の飛び石」は「良好に残るのはこの1箇所」、県の景観資産ページは「上流と下流の2カ所」と、それぞれ別の観点で紹介しています。どちらも間違いではなく、史跡としての説明と、景色として眺められる場所の紹介の違いと考えるとすっきりします。
「明日も渡らむ石橋の」子どもにも伝えやすい万葉歌
飛び石が特別視される理由のひとつが、万葉集に詠まれた「石橋」を思わせる景色です。県の景観資産ページでは「飛鳥川 明日も渡らむ石橋の 遠き心は想ほえむかも」という万葉歌が紹介されています。一方、明日香村公式ホームページの文化財ページは、この歌を「明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」(巻11-2701)と記したうえで、歌われた「石橋」がこの飛び石かどうかは不明としています。「万葉集の石橋そのもの」と言い切るのではなく、「万葉の時代の石橋を思い浮かべられる場所」として楽しむのが正確です。
明日香村の説明では、万葉の時代には男女の心のつながりを石橋に託して愛情を表現していたようだ、とされています。ざっくり言えば「明日もこの石を渡ってあなたに会いに行くよ」という気持ちを込めた歌です。
小学生には、歌の意味を「好きな人に会いに行くために毎日渡った石」と伝えると想像しやすくなります。国語で短歌や和歌を習いはじめた高学年なら、現地で歌を声に出して読んでみるのもよい体験です。未就学児には「明日も渡ろうね」の部分だけを合言葉にして、石を一つ渡るごとに言い合うと、遊びながら歌に触れられます。
気をつけたいのは、歌碑や解説板を探すことに夢中になって足元への注意がおろそかになることです。説明は石を渡る前後、岸の安全な場所で済ませ、渡っている最中は「足元を見る時間」と決めておきましょう。
飛び石の近くには、川をまたぐ「男綱」も架かっている
稲渕周辺を歩くと、飛鳥川の上に太い綱が渡されているのを見かけることがあります。これが「男綱」です。明日香村観光サイトの綱掛祭のページによると、男綱は飛鳥川下流の稲渕エリア、女綱は上流の栢森エリアにあり、それぞれ男女のシンボルを表しています。
綱には子孫繁栄や五穀豊穣を祈るとともに、村に悪いものが入ってこないよう結界のような役目があるとされ、毎年お正月の時期に掛け替える「綱掛祭」が続いています。現在は男綱が成人の日、女綱が1月11日に行われています。
子どもには「村を守るための大きなしめ縄」と説明すると伝わりやすく、飛び石とセットで「昔の人が川とどう付き合ってきたか」を感じられるポイントです。冬に訪れる家族は、綱掛祭の日に合わせると新しい綱を見られます。
注意点として、綱掛祭は地域の神事です。見学する場合は行事の進行を妨げない位置から静かに見守り、子どもが綱や祭具に触れないようにしましょう。また、行事の時間帯は公式の案内で事前に確認してから出かけるのが安心です。
電車・バス・自転車・車、飛び石までいちばんラクなのは?
飛び石のある稲渕は、明日香村の中でも公共交通が少ないエリアです。ここを押さえておかないと「バスで行けると思ったのに近くまで行かない」という事態になりやすいので、手段ごとの特徴を整理します。
周遊バス「赤かめ」は石舞台まで。そこから先は自分の足で
明日香村の観光で頼りになるのが、奈良交通の明日香周遊バス(赤かめ)です。奈良交通の案内ページによると、ルートは「橿原神宮前駅東口~明日香奥山・飛鳥資料館西~石舞台~高松塚~飛鳥駅」で、稲渕はルートに含まれていません。飛び石に最も近い周遊バスの停留所は「石舞台」になります。
運賃は橿原神宮前から石舞台まで440円、石舞台から飛鳥駅まで320円です。1日に何度も乗り降りするなら、1日フリー乗車券(大人750円、小児380円)のほうが計算がシンプルです。石舞台古墳や飛鳥資料館にも立ち寄る日なら、フリー乗車券を選んでおくと乗るたびに小銭を用意する手間がなくなります。
子連れの場面でいうと、ベビーカーごと乗れるか、抱っこ紐で乗るかはバスの混み具合で変わります。観光シーズンの週末は車内が混み合うことを想定し、未就学児連れなら抱っこ紐を持っておくと乗り降りがスムーズです。
注意点は、石舞台から先の移動手段です。石舞台から稲渕までは自転車か徒歩になるので、バスだけで完結する計画は立てられません。帰りのバスの時刻も、奈良交通の最新の時刻表で事前に確認しておきましょう。
小学生連れならレンタサイクルが本命。石舞台から棚田まで約8分
小学生以上の子どもと一緒なら、いちばん段取りがよいのはレンタサイクルです。明日香村観光サイトのモデルコース「奥飛鳥まで!癒しのサイクリングコース」では、飛鳥駅→牽牛子塚古墳(約5分)→亀石(約11分)→川原寺跡(約3分)→石舞台古墳(約7分)→稲渕の棚田(約8分)→飛び石(約3分)→飛鳥駅(約15分)という流れで、所要時間は約3.5時間とされています。
明日香レンタサイクル(観光明日香公共事業)の料金は、自転車が1日1台1,200円、電動自転車が1日1台1,700円です。営業時間は9:00〜17:00で、亀石・石舞台・飛鳥駅前・橿原の各営業所で借りられます(高松塚営業所は団体予約のみ)。借りた営業所と別の場所で返す場合は乗捨て料200円がかかります。
同社のよくある質問によると、子供用自転車は18インチから揃っていて、貸出用ヘルメットもあります。チャイルドシートもありますが数が少なく早くなくなるとのことなので、幼児を乗せたい家族は朝早めに借りに行くのが安全策です。
注意点は、稲渕方面は奥へ行くほど上り坂になることです。行きは上り、帰りは下りになるので、小学校低学年なら電動自転車の親が先導し、下りではスピードを出しすぎないよう声をかけましょう。また、雨天時は閉店していることがあるので、天気が怪しい日は事前に確認が必要です。
車なら石舞台周辺に停めて歩く。稲渕の集落に乗り入れない
車で行く場合は、石舞台古墳周辺の駐車場を起点にするのが基本です。明日香村観光サイトの交通アクセスによると、石舞台駐車場は大型10台・普通60台の有料駐車場で、明日香村の観光駐車場の料金は1回につき普通車500円、中型車2,000円、大型車3,000円です。ただし石舞台古墳の有料駐車場は、令和8年9月19日~11月15日の土・日・祝は普通車も完全予約制(2,000円/1日・9:00~16:00、予約時に事前決済)で、予約がないと駐車できません。同じ期間の平日は予約なしで1回1,000円です。
国営飛鳥歴史公園の石舞台地区駐車場(無料・普通14台・身障者用2台)もありますが、国営飛鳥歴史公園の駐車場案内によると、令和8年9月19日(土)~11月15日(日)は二輪車(バイク・自転車)専用駐輪場になります。秋の観光シーズンに車で行く家族は、こちらはあてにしないほうが無難です。
祖父母同伴で歩く距離を短くしたい場合も、稲渕の集落の中まで車で入り込むのは避けましょう。集落の道は地元の方の生活道路で、観光用の駐車場として整備された場所ではありません。
注意点として、明日香村は観光シーズンに各駐車場が大変混み合うとして、公共交通機関の利用をすすめています。紅葉や彼岸花の時期の週末は、午前の早い時間に着くか、電車+レンタサイクルに切り替える判断も持っておきましょう。

奈良おでかけノート調べ:飛び石までの行き方3パターン比較
公式に公開されている料金と所要時間をもとに、3つの行き方を比べました。家族の人数や子どもの年齢で、どこに重きを置くかを決めてください。
| 比較項目 | 赤かめバス+徒歩 | レンタサイクル | 車+徒歩 |
|---|---|---|---|
| 主な費用 | 1日フリー乗車券 大人750円・小児380円 | 自転車1,200円/電動1,700円(1日1台) | 観光駐車場 普通車500円(1回) ※石舞台は9/19~11/15の土日祝が予約制2,000円/日・平日1,000円 |
| 石舞台から先 | 徒歩 | 棚田まで約8分、飛び石まで約3分 | 徒歩 |
| 向いている家族 | 車を持たない家族、歩ける小学生 | 小学生連れ、チャイルドシート利用の幼児連れ | 乳児連れ、荷物が多い家族 |
| 注意点 | 稲渕はルート外 | 雨天は閉店の場合あり・上り坂 | 観光シーズンは駐車場が混雑 |
費用だけを見れば車の駐車料金がいちばん安く見えますが、石舞台から先を歩くことを考えると、未就学児連れは帰りの体力が課題になります。小学生が2人以上いるなら、レンタサイクルで「移動もアトラクション」にしてしまうのが満足度の高い選び方です。
子どもと石を渡る前に知っておきたい安全の段取り

飛び石は手すりのない、川の中に並んだ石です。楽しい反面、公園の遊具とは違って安全の責任はすべて保護者にあります。年齢ごとの目安と、失敗しやすいポイントをまとめました。
未就学児は「大人と手をつないで1往復」までが目安
結論として、3〜6歳くらいの未就学児は、大人が隣で手をつなぐか、先に渡った大人が石の向こうで受け止める形で渡るのが基本です。飛び石は石の間隔や高さが一定ではなく、子どもの歩幅では「ジャンプ」になる箇所が出てくるためです。
おすすめの渡り方は、大人2人なら1人が先に向こう岸へ渡り、もう1人が子どもの後ろにつく形です。大人1人の場合は、子どもと並んで同じ石に立てる場所を選びながら、1歩ずつ声をかけて進みます。「右足、次は左足」と言葉にすると、子どもも足元に集中しやすくなります。
子どもが途中で怖がって止まってしまったら、無理に先へ進ませず、来た方向へ戻るのが正解です。一度こわい思いをすると、次に渡るのを嫌がる子もいます。「今日はここまで渡れたね」とほめて終えるほうが、また来たいと思ってもらえます。
注意点として、サンダルやクロックス型の靴は石の上で脱げたり滑ったりしやすいので避けましょう。スニーカーなど、かかとまで固定できる靴が安心です。
雨の翌日は渡らない。水位と石の濡れ具合を岸から確認する
飛び石で最も気をつけたいのが天気です。村の説明にもあるとおり、飛鳥川上流にはかつて5〜6カ所の飛び石橋がありましたが、多くは流されたとされています。飛鳥川は山あいを流れる川なので、雨が降ったあとは水の量や勢いが変わりやすいと考えておくべきです。
現地に着いたら、まず岸から石の様子を観察してください。石の上面が濡れて色が変わっている、石の上を水が流れている、石と石の間の流れが速い、といった様子があれば、その日は渡らずに眺めるだけにします。
ここで起こりやすい失敗パターンがあります。前日の夕方まで雨が降っていたのに「今朝は晴れたから大丈夫」と出かけ、現地で石が濡れていてがっかりするケースです。原因は、空の天気だけを見て川の状態を想像していないこと。対策は、雨上がりの翌日は飛び石を「見るだけ」の予定にして、石舞台古墳や棚田の散策を主役にしておくことです。
子どもに「今日は渡らない」と伝えるときは、「石が滑るから危ないよ」だけでなく「晴れた日にもう一回来よう」と次の約束をセットにすると納得してくれやすくなります。
飛び石は手すりや柵のない史跡です。雨の後・増水時・石が濡れているときは渡らないでください。子どもだけで先に渡らせず、必ず大人が手の届く距離にいるようにしましょう。石の上で走る・押し合う・ジャンプして遊ぶのも禁物です。
ベビーカーでは渡れない。乳児連れは抱っこ紐が必須
飛び石は石から石へ一歩ずつまたいで渡る造りなので、ベビーカーや自転車を押して渡ることはできません。乳児連れで向こう岸まで行きたい場合は、抱っこ紐で赤ちゃんを前に抱え、両手が空く状態にしておくのが基本です。
ただし、抱っこ紐で赤ちゃんを抱えていると足元が見えにくく、バランスも崩れやすくなります。乳児連れの家族は、赤ちゃんを抱っこしている大人は岸で待ち、もう1人の大人や上の子だけが渡るという分担がおすすめです。岸から見ても、石が川に並ぶ景色と周囲の田んぼの眺めは十分楽しめます。
稲渕周辺の道は集落の生活道路で、ベビーカーで移動しやすいよう整備された遊歩道ではありません。未舗装の場所や段差がある可能性を考えると、乳児連れは最初から抱っこ紐メインで、ベビーカーは車や石舞台周辺に置いておくほうが身軽です。
注意点として、夏場は抱っこ紐の中が暑くなりやすいので、保冷剤やこまめな水分補給の準備を。日差しを遮る帽子やケープもあると安心です。
トイレ・授乳・おむつ替えは石舞台周辺までに済ませる
飛び石周辺は、観光施設が並ぶ石舞台古墳の周辺と違って、集落と田畑の中にあります。子連れで一番困りやすいのが、トイレ・授乳・おむつ替えの場所です。
段取りとしては、石舞台古墳の周辺で食事や休憩を済ませ、トイレ・おむつ替えもそこで終えてから稲渕へ向かうのが安心です。なお、明日香村観光サイトで公開している「明日香村観光マップ」(2026年版PDF)では、県道15号沿い、男綱の少し北側(飛び石の手前)に多目的トイレのマークがあります。ただし周辺のトイレは限られ、おむつ替え台の有無までは地図からはわからないため、おむつ替えは石舞台周辺で済ませておくと安心です。
未就学児のトイレトレーニング中なら、携帯用のおまるや替えの下着を1セット持っておくと、いざというときに慌てずに済みます。乳児の授乳は、車で来ている家族なら車内が最も落ち着ける場所になります。
注意点として、稲渕の集落や田んぼの近くでおむつ替えをしたり、ゴミを置いていったりするのは避けてください。ゴミはすべて持ち帰る前提で、ビニール袋を多めに用意しておきましょう。
稲渕の棚田と彼岸花・案山子ロードも一緒に楽しむコツ
飛び石のすぐ近くには、日本の棚田百選に選ばれた稲渕の棚田が広がります。季節によっては彼岸花や案山子が加わり、子どもにとっては飛び石以上に印象に残ることもあるスポットです。
300枚あまりの田んぼが続く「日本の原風景」
奈良県の景観資産ページによると、稲渕の棚田は300枚あまりの水田と畑からなり、日本の棚田百選に選ばれています。中世(平安〜室町時代)に開墾されたもので、2011年に重要文化的景観として指定されています。
明日香村のモデルコースでは、石舞台古墳から自転車で約8分、棚田から飛び石まではさらに約3分です。飛び石とセットで回るのが自然な流れなので、「棚田を眺めてから川へ下りて飛び石を渡る」という順番がおすすめです。
子どもとの楽しみ方としては、田んぼの段々を数えてみる、田植え前後や稲刈り前後で景色がどう変わるかを話す、といった観察遊びがぴったりです。都会で暮らす子にとっては、段々になった田んぼが山の斜面いっぱいに続く景色そのものが新鮮に映ります。
注意点として、棚田は農家の方が実際に耕作している田んぼです。あぜ道に勝手に入ったり、稲や作物に触ったりしないよう、子どもには「田んぼは眺めるもの」と事前に伝えておきましょう。
| 住所 | 奈良県高市郡明日香村稲渕 |
| 公式サイト | 公式サイト |
彼岸花の見頃は9月中旬〜下旬。案山子とセットで写真を
稲渕の棚田は、秋に咲く彼岸花の県下有数の自生地としても知られています。なら旅ネット(奈良県観光公式サイト)では、明日香村の彼岸花の見頃は9月中旬〜下旬とされ、稲渕棚田周辺が特におすすめのスポットとして紹介されています。
この時期は田んぼの稲が色づき、あぜ道に赤い彼岸花が並ぶ景色になります。飛び石と組み合わせるなら、午前中に棚田で写真を撮り、日差しが強くなる前に川沿いへ移動する流れがおすすめです。
家族写真を撮るなら、子どもに彼岸花を摘ませないことが大切です。棚田の彼岸花は景観として大切にされているものなので、「きれいだね、見るだけにしようね」と声をかけておきましょう。小学生なら、スマートフォンやキッズカメラで「一番きれいな1枚」を撮る競争にすると、飽きずに楽しめます。
注意点として、見頃の週末は多くの人が訪れます。駐車場がない場所なので、後述する案山子祭りの時期と重なる場合は特に公共交通やシャトルバスを前提に計画してください。
案山子祭りの時期は「駐車場なし・シャトルバス前提」
稲渕の棚田では毎年秋に「稲渕棚田案山子祭り」が開かれます。主催の特定非営利法人明日香の未来を創る会の告知によると、令和8年(2026年)は第31回で、テーマは「【クスッ】~ユーモアと遊びごころあふれるおもしろ案山子~」。会場は稲渕朝風峠広場(明日香稲渕棚田)で、無料シャトルバスは近鉄飛鳥駅と石舞台から運行します。主催者の告知文では「およそ15分間隔」とされていますが、2026年のイベント詳細の時刻表では、近鉄飛鳥駅発が30分おき(最終15:30)、石舞台駐車場発が20〜30分おき(最終15:30)、稲渕会場発の最終は16:00です。
あすか夢耕社(明日香村地域振興公社)の2026年の案内によると、2026年は9月26日(土)・27日(日)の9:00~15:00に開催(雨天決行・入場無料)で、会場は稲渕棚田展望台・稲渕案山子ロードです。27日の案山子コンテストの投票は12:00で締め切られます。かかしは11月上旬頃まで展示されるので、祭りの2日間のあとも案山子ロードで案山子を楽しめます。
ここで起こりやすい失敗パターンが、案山子祭りの日に車で稲渕まで行こうとしてしまうことです。主催者は「明日香稲渕棚田に駐車場はありません」と明言しており、2026年も祭りの2日間(9時~17時)は、県道15号線の祝戸公園入口~稲渕の区間で普通・大型自動車・自動二輪の一方通行規制が行われると明日香村観光サイトで告知されています。原因は「近くまで車で行って、少し歩けばいい」という普段の感覚のまま出かけること。対策は、電車で近鉄飛鳥駅まで行くか、事前予約した石舞台古墳の有料駐車場に停めて、無料シャトルバスで会場へ向かうことです。祭り期間中、石舞台駐車場は完全事前予約制(前日正午までの予約)で、国営飛鳥歴史公園の石舞台駐車場は駐輪場になっているため車は停められません。
子どもにとって、ユーモアあふれる案山子がずらりと並ぶ光景は飛び石以上のインパクトがあります。祭り期間に行くなら、案山子ロードを歩いたあとに飛び石へ下りる順番にすると、子どもの「次はどこ?」という期待を切らさずに回れます。
主催者は「明日香稲渕棚田に駐車場はありません」と案内しています。祭りの日は近鉄飛鳥駅または石舞台から出るシャトルバスを使うのが前提です。2026年も、かかしは11月上旬頃まで展示される予定なので、混雑を避けたい家族は祭りの当日を外し、展示期間の平日に訪れるのも一つの手です。
棚田から飛び石へは自転車で約3分。見晴らしの違いを楽しむ
明日香村のモデルコースでは、稲渕の棚田から飛び石まで自転車で約3分です。棚田の上からの景色は「広がり」、飛び石からの景色は「川と集落の近さ」と、雰囲気がまったく違うのがこのルートの面白さです。
県の景観資産ページにある「明日香稲渕の集落を望む」という表現のとおり、飛び石の上に立つと、田んぼと集落が川の向こうに近い距離で見えます。子どもには「さっき上から見ていた田んぼが、今度は下から見えるよ」と声をかけると、同じ場所を別の角度から見る面白さに気づいてくれます。
小学生なら、棚田の上と飛び石の上、それぞれで同じ方向の写真を撮って見比べる「定点観察」もおすすめです。自由研究のテーマにもつなげやすい題材です。
注意点として、棚田から川へ下りる道は坂になっている場所があります。自転車の場合は下りでブレーキを早めにかけるよう、子どもに声をかけてください。徒歩の場合も、小さな子は走り出しやすいので手をつないで下りましょう。
石舞台古墳とセットで回る半日コースの組み立て方
飛び石だけを目的に明日香村へ行くのはもったいない距離感です。石舞台古墳を起点にすると、食事・休憩・見学・飛び石の体験を半日できれいにまとめられます。
起点は石舞台古墳。入場料は一般500円・高校生〜小学生200円
石舞台古墳は、周遊バスの停留所があり、駐車場や飲食店も近くにある、飛び石へ向かう前の拠点として最適な場所です。国営飛鳥歴史公園の石舞台古墳のページによると、開園時間は9:00〜17:00(受付16:45まで)、年中無休で、入場料は一般・大学生500円、高校生~小学生200円です。バス停「石舞台」下車して徒歩3分です。
石室の中に入れる古墳なので、子どもにとっては「巨大な石のトンネル」を探検する感覚で楽しめます。飛び石の「川の石」と、石舞台の「古墳の石」を見比べると、同じ石でも使われ方がまったく違うことに気づけます。
コースの組み立て方としては、午前中に石舞台古墳を見学し、昼食をとってから稲渕へ向かう流れがおすすめです。帰りは再び石舞台に戻ってバスや車に乗る形にすると、動線がシンプルになります。
注意点として、受付は16:45までです。飛び石から戻ってから石舞台古墳を見学しようとすると、時間が足りなくなる場合があります。見学は先に済ませておくのが安全です。
| 住所 | 奈良県高市郡明日香村島庄254 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(受付16:45まで) |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | バス停「石舞台」下車して徒歩3分 |
| 駐車場 | あり(有料) |
| 公式サイト | 公式サイト |

ランチは石舞台西隣の夢市茶屋で。土日祝は17:00まで
飛び石周辺には飲食店が並んでいるわけではないので、食事は石舞台周辺で済ませるのが段取りの基本です。石舞台古墳の西隣にある明日香の夢市・夢市茶屋は、1階が土産物の夢市、2階が農村レストランの夢市茶屋という構成です。
夢市茶屋の営業時間は11:00〜16:00(土日祝は17:00まで)で、年中無休(年末年始は除く)です。利用者限定の駐車場が19台あり、混雑時は90分制になります。大きな窓やテラス席からは、石舞台古墳や周辺の自然を眺められます。
子連れの場面では、午前に石舞台古墳を見学し、11:00の開店に合わせて早めのランチをとると、混み始める前に席を確保しやすくなります。食事のあとに稲渕へ向かえば、子どもがおなかを空かせた状態で坂道を歩くことを避けられます。
注意点として、駐車場は利用者限定で混雑時は90分制です。食事のあとに車を停めたまま飛び石まで歩いて往復する使い方はできないので、車の家族は石舞台駐車場など観光用の駐車場を使いましょう。メニューは季節によって変わるので、内容は公式ページで確認してください。
| 住所 | 〒634-0112 奈良県高市郡明日香村島庄154-3 |
| 電話番号 | 0744-54-9450 |
| 営業時間 | 夢市茶屋11:00〜16:00(土日祝は17:00まで) |
| 定休日 | 年中無休(年末年始は除く) |
| アクセス | 石舞台古墳西隣 |
| 駐車場 | 19台(利用者限定・混雑時は90分制) |
| 公式サイト | 公式サイト |
体力に余裕があれば、200段近い石段の神社にも
稲渕には、長い名前で知られる飛鳥川上坐宇須多岐比売命神社もあります。明日香村観光サイトによると、200段近い階段を上った先に社があり、皇極天皇の雨乞いにゆかりのある神社とされています。
ひらがなで書くと長い神社の名前を子どもに読ませてみると、それだけで盛り上がります。石段は小学生なら数を数えながら上るチャレンジになり、飛び石とは違う種類の達成感を味わえます。
乳児連れや未就学児連れの場合は、無理に上らない判断も大切です。抱っこ紐で200段近い石段を上り下りするのは、大人の足腰にも負担がかかります。家族で分担し、上りたい人だけが上って、残りは下で待つという形でもよいでしょう。
注意点として、神社は地域の信仰の場です。境内では静かにし、石段で子どもを走らせないようにしましょう。下りは上りよりも足を踏み外しやすいので、子どもの手を必ずつないでください。
自転車なら約3.5時間の公式モデルコースがちょうどいい
明日香村観光サイトの「奥飛鳥まで!癒しのサイクリングコース」は、所要時間約3.5時間で、飛鳥駅から牽牛子塚古墳、亀石、川原寺跡、石舞台古墳、稲渕の棚田、飛び石を巡って飛鳥駅へ戻るルートです。
このコースの良いところは、飛鳥駅前にレンタサイクルの営業所があるので、電車で来た家族が駅から自転車に乗り換えてそのまま出発できる点です。朝9:00の営業開始に合わせて借りれば、昼すぎには駅に戻ってこられる計算になり、午後は別の場所へ移動する余裕も生まれます。
小学生連れなら、このモデルコースをそのままなぞるのが最もわかりやすい選択です。未就学児を乗せる場合は、チャイルドシートの数が少ないという点を踏まえ、朝一番に借りるか、コースを石舞台〜飛び石の区間だけに短縮するなどの工夫をしましょう。
注意点として、このコースはあくまで自転車での移動時間の目安です。各スポットでの見学や休憩の時間は子どもの年齢で大きく変わるので、半日の予定の中に余裕を持たせておくことをおすすめします。
午前:石舞台古墳を見学(9:00開園)→ 昼:夢市茶屋でランチ(11:00開店)→ 午後:自転車または徒歩で稲渕の棚田・飛鳥川の飛び石へ → 夕方:石舞台に戻ってバス・車で帰路。レンタサイクルは17:00までに返却します。
季節ごとの楽しみ方と、失敗しない服装・持ち物
飛び石は季節によって見え方も、気をつけるポイントも変わります。同じ場所でも、春と秋、冬では楽しみ方が変わります。
春〜初夏は田んぼの変化、夏は木陰の上流側がおすすめ
春から初夏にかけては、稲渕の棚田に水が張られ、田植えが進む時期です。水面に空や山が映る棚田は、秋とはまったく違う表情になります。飛び石から見る田んぼの眺めも、季節によって変わります。
夏は、県の景観資産ページで「木々に囲まれた」と紹介されている上流側の飛び石が、日陰が多く過ごしやすい場所になります。下流の田んぼに囲まれた飛び石は開けているぶん日差しを遮るものが少ないので、夏の日中は短時間にとどめるのが無難です。
小学生連れなら、夏休みの「昔の人のくらし調べ」の題材として飛び石と棚田を組み合わせるのもおすすめです。万葉歌、石の橋、棚田、男綱と、一日で複数のテーマを見つけられます。
注意点として、夏は熱中症対策が欠かせません。周辺に売店が並ぶ場所ではないので、飲み物は石舞台周辺で多めに用意してから向かいましょう。また、夕立のあとは川の様子が変わるので、渡るのは控えてください。
秋は彼岸花と案山子、見頃の週末は公共交通が前提
秋は飛び石周辺が最もにぎわう季節です。明日香村の彼岸花の見頃は9月中旬〜下旬で、稲渕の棚田では案山子祭りも開かれます。2026年も、かかしは11月上旬頃まで展示される予定なので、彼岸花のあとも案山子を目当てに訪れる楽しみがあります。
この時期は、国営飛鳥歴史公園の石舞台地区駐車場が令和8年9月19日(土)~11月15日(日)に二輪車専用駐輪場になり、同じ期間の土・日・祝は石舞台古墳の有料駐車場も完全予約制(2,000円/1日)になるなど、車で行く家族にとっては条件が厳しくなります。電車で飛鳥駅まで行き、レンタサイクルや案山子祭りのシャトルバスを使う方法を優先しましょう。
家族のシーンでいうと、秋は気温がちょうどよく、未就学児も歩きやすい季節です。棚田の案山子を見て、飛び石を渡って、石舞台古墳に戻るという一日の流れは、子どもにとって「見る・渡る・探検する」がそろった体験になります。
注意点として、9月19日~11月15日の土・日・祝に石舞台古墳の有料駐車場を使うなら事前予約が必須で、予約なしでは早く着いても停められません。予約が取れなかった日は、電車と周遊バス・レンタサイクルに切り替えるのが安全です。

冬は綱掛祭の時期。寒さと足元の冷えに備えて
冬の稲渕では、お正月の時期に綱を掛け替える綱掛祭が行われます。男綱は成人の日、女綱は1月11日です。新しく掛け替えられた綱と飛び石を一緒に見られるのは、この時期ならではです。
冬は田んぼが休んでいる季節なので、棚田の眺めは落ち着いた色合いになります。一方で、観光客が少なく静かなので、飛び石をゆっくり渡りたい家族には向いた季節でもあります。
小学生なら、綱掛祭の意味(村を守る結界のような役目)を学んでから現地を訪れると、ただの「大きな縄」が特別なものに見えてきます。祖父母同伴の家族なら、昔のお正月行事について話をしてもらうきっかけにもなります。
注意点として、冬の朝は石の表面が冷えて滑りやすくなる可能性があります。霜が降りた朝や、石が濡れているときは渡るのを控えましょう。山あいの集落なので、市街地よりも冷え込むことを想定して、手袋や帽子を用意しておくと安心です。
かかとまで固定できるスニーカー/着替え1セット(川で濡れたとき用)/タオル/飲み物(石舞台周辺で用意)/ゴミ袋/抱っこ紐(乳児・未就学児連れ)/帽子。レンタサイクルを使うなら、子どものヘルメットは貸出用もあります。
年齢・家族構成別、飛び石へのおすすめプラン
最後に、家族のタイプ別におすすめの回り方を整理します。同じ飛び石でも、子どもの年齢によって「どこまでやるか」の判断が変わります。
乳児連れ:車で石舞台へ、飛び石は「眺めるだけ」でも十分
0〜1歳の乳児連れなら、車で石舞台周辺の駐車場(普通車500円。9/19~11/15の土日祝は石舞台古墳の有料駐車場が予約制2,000円/日)へ行き、そこから抱っこ紐で稲渕へ向かうのが最も負担の少ない方法です。授乳やおむつ替えは車内や石舞台周辺で済ませておきましょう。
飛び石は、抱っこ紐で赤ちゃんを抱えた大人が渡るのではなく、岸から眺めるだけでも十分に雰囲気を味わえます。パートナーや祖父母がいれば、交代で片方だけが渡るという形で、全員が景色を楽しめます。
乳児連れの一日としては、石舞台古墳の見学と夢市茶屋でのランチを中心に据え、飛び石は「時間と体力に余裕があれば」のオプションにしておくのがおすすめです。予定を詰め込みすぎないことが、乳児連れのおでかけを成功させるいちばんのコツです。
注意点として、観光シーズンの週末は駐車場が混み合います。乳児連れは特に、到着が遅れて駐車場が満車という事態を避けるため、午前中の早い時間に到着するよう計画してください。
未就学児連れ:バス+徒歩で「見る・渡る・食べる」を半日で
3〜6歳の未就学児連れなら、赤かめバスの1日フリー乗車券(大人750円、小児380円)を使って石舞台まで行き、そこから徒歩で稲渕へ向かうプランがおすすめです。車の運転がないぶん、大人も子どもの様子に集中できます。
飛び石では、大人と手をつないで1往復を目標にしましょう。渡り切れたら、帰りに石舞台古墳で「石のトンネル」を探検する、というように次の楽しみを用意しておくと、帰り道のぐずりを防げます。
レンタサイクルのチャイルドシートが確保できれば、自転車で石舞台から棚田まで約8分と移動がぐっと楽になります。ただし数が少ないので、確実に使いたいなら朝の営業開始に合わせて借りに行きましょう。
注意点として、未就学児は徒歩での往復で疲れやすく、帰り道に抱っこをせがまれることもあります。抱っこ紐やおんぶ紐を持っておくと、いざというときに助かります。
小学生連れ:レンタサイクルで公式モデルコースを制覇
小学生連れなら、明日香レンタサイクルで公式モデルコース「奥飛鳥まで!癒しのサイクリングコース」(約3.5時間)を回るのが一番の満足度です。自転車は1日1台1,200円、電動自転車は1,700円で、子供用自転車は18インチから揃っています。
牽牛子塚古墳、亀石、川原寺跡、石舞台古墳、稲渕の棚田、飛び石と、コースの中に見どころが詰まっているので、子どもが「次は何?」と飽きずに進めます。飛び石では2カ所目を探しに行く、万葉歌を読んでみる、棚田の定点写真を撮るなど、自分なりの目標を持たせるとさらに楽しめます。
高学年なら、明日香村の文化財ページや県の景観資産ページを事前に一緒に読んでおくと、現地で「これが書いてあった石だ」と実感でき、学びの深いおでかけになります。
注意点として、上り坂が続く区間では、子どもが先に疲れてしまうことがあります。無理にこがせず、押して歩く区間があってもよいと最初から伝えておきましょう。
祖父母同伴:歩く距離を短くして、景色と歴史を主役に
祖父母と一緒の三世代おでかけなら、石舞台古墳を拠点に、夢市茶屋でゆっくり食事をしてから、体力のある人だけが稲渕へ向かうという分担型のプランがおすすめです。
万葉集の「石橋」を思わせる飛び石や、お正月の綱掛祭など、飛び石周辺には祖父母世代が子どもに話して聞かせやすい題材が多くあります。「昔はこうやって川を渡っていたんだよ」という会話が自然に生まれるのが、この場所ならではの魅力です。
移動は、車で石舞台周辺の駐車場まで行くか、電動自転車(1日1台1,700円)で坂道の負担を減らすのが現実的です。飛び石を渡るのが不安な場合は、岸から眺めて写真を撮るだけでも十分楽しめます。
注意点として、飛び石は手すりのない石の上を渡るため、足腰に不安がある方には無理をさせないことが大切です。「渡らなくても楽しい場所」と最初から伝えておくと、気兼ねなく過ごしてもらえます。
まとめ
まずは天気予報で「前日から晴れが続く日」を選び、石舞台古墳の見学と夢市茶屋のランチを組み込んだ半日の予定を立ててみてください。そのうえで、子どもの年齢に合わせてバスか自転車かを決めれば、飛び石までの段取りはほぼ完成です。
※料金・営業時間・イベント日程は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

コメント