奈良でおいしいコーヒーを飲みたい、できれば豆も買って帰りたい。でも子連れだと、駅から遠い店や駐車場のない店は候補から外さざるをえないし、せっかく寄ったのに定休日だった……という空振りも避けたいところです。観光地の奈良は「カフェの数」は多いのに、「コーヒーそのもの」で選ぼうとすると情報が意外とばらけています。
先に結論をお伝えすると、奈良のコーヒーは「自家焙煎の店」を軸に選ぶと外しにくいです。1955年から焙煎を続ける老舗、JCRC2018優勝の焙煎士がいる近鉄奈良駅前のスペシャルティ店、注文してから目の前で煎ってくれる焙煎専門店まで、市内だけで性格の違う店がそろっています。あとは「駅から歩くか・車で行くか」「店内で飲むか・豆を買うか」の2軸で絞れば、子連れでも段取りよく回れます。
この記事では、各店の公式サイトに載っている営業時間・定休日・駐車場・価格をもとに、奈良市内の自家焙煎コーヒー店6店を比べ、子連れで寄るときの注意点や、買った豆をおいしく飲み切るコツまでまとめました。
・奈良が「自家焙煎のまち」と言われる理由と、スペシャルティコーヒーの基準
・近鉄奈良駅から歩ける店/ならまちで豆を買う店/車で寄る店の選び分け
・6店の営業時間・定休日・駐車場を一覧にした比較表(奈良おでかけノート調べ)
・子連れで寄るときの失敗パターンと、豆の保存・淹れ方の基本
奈良コーヒーはなぜ「自家焙煎」で選ぶと外さないのか

1世帯あたり年間約3,007g、全国5位のコーヒー好きの県です
奈良は、数字で見てもコーヒーが日常に根づいた県です。都道府県別統計とランキングで見る県民性によると、総務省「家計調査」(2014〜2018年の平均値)で、奈良県の1世帯あたり年間コーヒー消費量は約3,007gで全国5位。上位には京都府・広島県・鳥取県・滋賀県が並び、関西のなかでも奈良は「家でコーヒーを淹れる人が多い」地域だとわかります。
家で飲む人が多いということは、「店で1杯飲む」だけでなく「豆を買って帰る」需要が厚いということ。実際、奈良市内には喫茶スペースを持たない豆売り専門の焙煎店がいくつも営業を続けています。観光の合間に1杯飲むのも楽しいですが、奈良のコーヒーの本領は「地元の人が毎週通う豆屋さん」にあると考えると、店選びの視点が変わってきます。
子連れのおでかけでいえば、豆を買うだけなら滞在は数分で済むので、小さな子がぐずりやすい時間帯でも寄りやすいのが利点です。一方で、豆売り専門店は座席がない、または限られていることが多いので、「座って休憩したい」ときはカフェスペースのある店を選ぶ必要があります。この記事では両タイプを分けて紹介します。
1955年から続く焙煎の系譜が、奈良の味の土台になっています
奈良の自家焙煎の歴史を語るうえで外せないのが、奈良公園の南端にある珈琲屋 凡豆(ボンズ)です。公式サイトの「凡豆物語」によると、創業者は1955年に店舗を奈良市内の現在地へ移し、2キロ焙煎機で煎り豆の販売を始めました。当時は珍しい形態で、奈良での自家焙煎の先駆けと言われています。
その後も富士ローヤル製の焙煎機を導入しながら焙煎を続け、2020年に娘夫婦が後継に。戦後から70年、焙煎一筋で豆を売り続けてきた店が今も現役というのは、奈良のコーヒー文化の厚みを物語っています。
面白いのは、凡豆自身が公式サイトで「第一世代の時代は珈琲といえば苦いもの、現在は香りやフルーティーな酸味を大切にするのがトレンド」と書き、そのうえで流行に迎合せず好みに応える焙煎を目指すとしている点です。老舗が浅煎りから深煎りまで幅広く煎り分け、新しいスペシャルティ系の店が酸味の個性を打ち出す。この「新旧の共存」が、奈良のコーヒー店めぐりを飽きさせない理由です。注意点としては、老舗ほど店内飲食をやめて豆売りに専念しているケースがあること。凡豆も1991年に喫茶コーナーを廃止しており、現在は豆の販売が中心です。
「スペシャルティコーヒー」の表示は何を保証しているのか
奈良の新しい焙煎店の多くが掲げる「スペシャルティコーヒー」。なんとなく高級そうな言葉ですが、きちんとした基準があります。日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)は、これを、消費者がおいしいと評価して満足するコーヒーで、カップに生産地の特徴的な風味特性が表れているもの、と定義しています。
具体的には、生産国での栽培管理・収穫・生産処理・選別・品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であることなどが挙げられ、コーヒーの豆(種子)からカップまで(From seed to cup)一貫した品質管理が求められています。
店選びでの使い方はシンプルで、「産地・品種・精製方法の個性を楽しみたい」ならスペシャルティを掲げる店、「毎日飲む定番の味をリーズナブルに」なら老舗のブレンド、と考えると迷いません。ただし、スペシャルティでないから劣るという意味ではありません。深煎りのブレンドを好む人には、老舗の煎り方のほうが合うことも多いので、ラベルよりも「自分が好きな味を言葉にして店の人に伝える」ほうが近道です。
凡豆の店名は、エチオピアでコーヒーの木を「バン」「ボン」と呼ぶことと、平凡の「凡」に由来すると公式サイトで紹介されています。「珈琲は毎日飲む平凡なもんなんやで」という創業者の言葉がそのまま店の方針になっています。
実は「店で飲む」より「豆を買う」ほうが奈良らしい楽しみ方です
奈良のコーヒー店めぐりでおすすめしたいのが、「カフェで1杯」に加えて「焙煎店で豆を100gずつ数種類」という買い方です。理由は、奈良の自家焙煎店の多くが、焙煎したての豆をその日のうちに渡す仕組みを売りにしているから。
たとえば松焙煎店は、20種類以上の中から選んだ豆をその場で直火型の小型焙煎機で焙煎して渡してくれます。凡豆も、1回の焙煎量をできるだけ少量にして常に新しい豆を出すことを公式で明言しています。カフェの1杯は旅の思い出で終わりますが、豆は家に帰ってから1〜2週間、毎朝奈良の味を楽しめます。
子連れの家族にとっても、この買い方は相性がいいです。店内で子どもを静かに座らせておく必要がないうえ、購入後すぐに車や電車へ戻れます。祖父母へのちょっとした手みやげにもなります。注意点は、焙煎に時間がかかる店があること。松焙煎店は公式で「焙煎にお時間をいただきます」と案内しており、電話かLINEで予約すれば待ち時間なしで受け取れます。子どもを連れて待つのがつらい場合は、この予約を使うのが段取りのコツです。
近鉄奈良駅から歩いて寄れるコーヒー店はどこ?
駅4番出口から徒歩1分、ロクメイコーヒー奈良店は観光前の1杯に
電車で奈良公園方面へ向かう日に、まず候補に入れたいのがロクメイコーヒー奈良店です。公式の案内では、近鉄奈良駅4番出口から小西さくら通り商店街を経由して徒歩1分。鹿の暖簾が目印です。営業時間は8:00~18:00(L.O.17:30)なので、朝早めに奈良へ着いた日の最初の1杯にも使えます。
ロクメイコーヒーは1974年に奈良県で創業したスペシャルティコーヒー専門店で、代表兼焙煎士の井田浩司さんは2013年にCQI認定Q graderを取得、JCRC2016で3位、JCRC2018で優勝しています。奈良店はバリスタ常駐の本店で、定番ブレンドから期間限定まで常時10~12種類の豆をそろえ、好みやその日の気分を聞いたうえで1杯を提案してくれます。
価格は公式メニューで、本日のコーヒー580円、ブレンドコーヒー各種・シングルオリジン各種が650円〜、カフェラテとカプチーノが680円、エスプレッソが480円〜です。アイスコーヒーは630円。コーヒーが飲めない子どもには、アップルジュース580円やミルク580円があるのが家族連れにはありがたいところです。
注意点は駐車場。公式は「お車・自転車でお越しの際は近隣の有料駐車場・駐輪場を」と案内しており、専用駐車場の案内はありません。車の日は奈良公園周辺の駐車場に停めてから歩くほうが現実的です。
| 住所 | 〒630-8225 奈良県奈良市西御門町31 |
| 電話番号 | 0742-23-4075 |
| 営業時間 | 8:00~18:00(L.O.17:30) |
| アクセス | 近鉄奈良駅4番出口から小西さくら通り商店街を経由して徒歩1分 |
| 駐車場 | 専用駐車場の案内なし(公式は近隣の有料駐車場・駐輪場の利用を案内) |
| 公式サイト | 公式サイト |
コーヒーのお供は、奈良県産小麦を使ったロクメイベイクスのクロワッサン
ロクメイコーヒー奈良店でコーヒーと一緒に頼みたいのが、グループのロクメイベイクスが1から手作りしているクロワッサンです。公式によると奈良県産の小麦粉を使い、米粉も加えることで、外はパリッ、中はもっちりとした食感に仕上げています。
価格はクロワッサン350円、フレンチトースト風にアレンジしたフレンチクロワッサン500円、季節のクロワッサン500円。ほかにウィークエンドシトロン480円もあります。大人はコーヒーとプレーンのクロワッサン、子どもには甘いフレンチクロワッサンとミルク、という分け方をすると、家族それぞれが満足しやすい組み合わせになります。
席はカウンターのほか4名様掛けの席もあると公式に書かれているので、親子3〜4人ならテーブルを囲めます。ドリンクやクロワッサンはテイクアウトもできるので、店内が混んでいるときは持ち帰って奈良公園で食べる、という切り替えも可能です(奈良公園では鹿が食べ物に寄ってくるので、袋は開けっぱなしにしないように気をつけてください)。
注意点として、奈良店はオリジナルギフトの対応をしていないと公式に明記されています。贈答用の箱入りを探している場合は、ファクトリーや東京の店舗、通販の対応になります。奈良店ではドリップバッグやカフェベースなどを「カジュアルなお土産」として選ぶ使い方が合っています。
子連れで確実に座りたい日は、開店直後の朝の時間帯に寄るか、混んでいたらテイクアウトに切り替える前提で動くと待ち時間のストレスが減ります。定休日は、運営会社の株式会社路珈珈が2026年3月に出したプレスリリースで「店休日なし」と案内されています。年末年始などの営業は公式Instagram(@rokumei_nara)で確認を。
もちいどのセンター街のaka tombo coffeeは朝7時から開く「英会話もできる」カフェ
ならまちの入口、もちいどのセンター街にあるaka tombo coffeeは、メルボルン出身のクリスさんが手作りでオープンしたカフェです。バリスタのメッカと呼ばれるメルボルンで主流のエスプレッソコーヒーがメインで、オーストラリアのオージーミートパイ(アンガスビーフ100%)も食べられます。
営業時間は公式のアクセスページで、月水木 7:00-19:00、火 7:00-12:30、土日・祝日 7:00-17:00、金曜定休(祝日は曜日に関わらず7:00〜17:00営業)。朝7時から開いているので、早起きした子連れ家族の「朝ごはんどうする?」問題の解決先になります。土日祝もお昼12時までモーニングがあり、価格は850円。550円までのコーヒーを選んで、シュガークロワッサン・ゆで卵・ミニサラダ・ミニヨーグルトがセットになります。
店名のとおり「ゆる~い英会話カフェ」でもあり、英語を話さなくても通常のカフェとして使えると公式に書かれています。英語に興味が出てきた小学生と一緒に、クリスさんに「Thank you」と言ってみる、というのも奈良らしくない意外な体験になります。
注意点は、お店が2階にあること。スーパーOKestの斜め向かい、赤トンボの看板が目印です。ベビーカーで行く場合の昇降手段は公式の主要ページでは見当たらないため、事前にLINEかメールで確認しておくと安心です。支払いは現金・PayPay・クレジットで、交通系ICカードは使えません。公式では電話には基本的に出られないとしており、問い合わせはLINEかメールで、と案内されています(Instagramは返事が遅れることがあるそうです)。
| 住所 | 〒630-8222 奈良県奈良市餅飯殿町15番地 Yビル2階 |
| 電話番号 | 090-9624-8134 |
| 営業時間 | 月水木 7:00-19:00/火 7:00-12:30/土日・祝日 7:00-17:00 |
| 定休日 | 金曜(祝日は曜日に関わらず7:00〜17:00営業) |
| アクセス | スーパーOKestの斜め向かい、2階。赤トンボの看板が目印 |
| 公式サイト | 公式サイト |
夜まで開いている天迦久珈琲 三条通り店は「帰り道の1杯」向き
奈良観光の帰りに、もう1杯飲んでから電車に乗りたい。そんなときに便利なのが三条通り沿いの天迦久珈琲 三条通り店です。公式の店舗情報で営業時間は7:00~20:00。多くの焙煎店が夕方で閉まる奈良で、20時まで開いているのは貴重です。
天迦久珈琲は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーと店内焼き上げの高級食パンを看板にするロースタリー&ベーカリー。予約サイト(ホットペッパーグルメ)の掲載情報では、三条通り店は日本に数台しかないレバーマシンでエスプレッソを抽出しているとされています。アクセスは同じく予約サイトの掲載で近鉄奈良駅4出口から徒歩約5分、JR奈良駅から近鉄奈良駅方面へ三条通りを歩く途中に寄れる位置です。
シーン別に言えば、夕方に子どもが疲れて眠ってしまった帰り道、ベビーカーを押しながら大人だけテイクアウトで1杯、という使い方がしやすい店です。本店(ならまち)とあわせて、次の見出しで詳しく触れます。
注意点として、予約サイトの掲載情報では、予約状況によって短縮営業になる場合があるとされています。夜遅めに寄る予定なら、公式Instagramで当日の営業を見ておくと空振りを防げます。
ならまち・奈良公園南側で豆を買うならどの店?

創業70年の珈琲屋 凡豆は「14種類から選べる」豆売りの老舗
ならまちや奈良公園の南側を歩く日に、豆を買う店として押さえておきたいのが珈琲屋 凡豆です。公式の店舗アクセスページによると、奈良公園の南端の静かな住宅街にあり、徒歩圏内に奈良ホテル・浮御堂・ならまち・新薬師寺・元興寺があります。営業時間は9:00~17:00、火曜・水曜が定休日です。
焙煎豆は、公式の販売豆ページによるとストレート豆9種類とオリジナルブレンド5種類の計14種類です。豆の価格は偶数月の1日に見直される仕組みで(次回は2026年10月1日)、2026年8月1日からの100gあたりの価格は、マイルド系のエメラルドブレンド910円、苦味系のゴールドブレンド850円、フレンチブレンドとイタリアンブレンドが各870円、アンデスのピーベリーを使ったカラコリヨ850円です。ストレート豆はサントス・ミディアムとサントスシティが850円、コロンビア・ミディアムが890円など。
初めてなら、公式で「最もお客様の支持の高い一品」と紹介されているゴールドブレンドから入るのがわかりやすい選択です。酸味がほとんどなく中程度の苦みで、ミルクを入れても味がぼやけません。酸味が好きなら、軽い酸味で口当たりがやわらかいエメラルドブレンドを。
注意点は、喫茶スペースがないこと。店内で飲む店ではなく、豆を買う店です。また1回の合計購入量が店頭で500g以上なら1割引になるので、家族や親戚の分もまとめて買うとお得になります。
| 住所 | 〒630-8306 奈良県奈良市紀寺町1023 |
| 電話番号 | 0742-23-7043 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 定休日 | 火曜、水曜 |
| アクセス | 奈良公園の南端、静かな住宅街。徒歩圏内に奈良ホテル、浮御堂、ならまち、新薬師寺、元興寺 |
| 駐車場 | あり(店舗正面左手方向に2台) |
| 公式サイト | 公式サイト |
駐車場2台と狭い道、凡豆へ車で行くときの段取り
凡豆は、奈良市中心部の豆屋さんとしては珍しく専用駐車場を持っています。公式によると、店舗正面左手方向に2台分。店舗前の道路が狭いため、ぜひ利用してほしいと案内されています。
2台という数字は、裏返せば「先客がいれば停められない」ということでもあります。子連れで車の場合は、奈良公園や新薬師寺を先に回り、帰りがけに寄る順番にしておくと、満車だったときに近くの駐車場へ切り替える判断がしやすくなります。豆を買うだけなら滞在は短いので、1台が空くのを少し待つという選択肢もあります。
シーン別に考えると、祖父母を連れて新薬師寺や元興寺を回る日の「おみやげ買い」の締めに向いています。住宅街の中の店なので、観光地の喧騒から少し離れて、落ち着いて豆を選べるのも魅力です。
注意点は、住宅地の細い道で大きめの車は取り回しに気を遣うこと。また公式トップのお知らせ欄には臨時休業の告知が載ることがあるので(営業日カレンダーも公開されています)、出発前に1度見ておくと空振りを防げます。
天迦久珈琲 ならまち本店は朝7時から、パンとコーヒーで朝ごはんに
ならまちの中で、朝早くからコーヒーとパンが楽しめるのが天迦久珈琲 ならまち本店です。公式の店舗情報では営業時間7:00~17:00。自家焙煎スペシャルティコーヒーと店内焼き上げの高級食パンの店で、ロースタリー&ベーカリーという形態です。
オンラインショップのラインナップを見ると、焙煎豆・ドリップバック・スペシャルティコーヒーの各グレード・ブレンドまで扱っていて、店で飲むだけでなく豆を買う店としても使えます。ならまちの町家街を散策する日の朝、まずここでコーヒーとパンを買ってから歩き始める、という流れが組みやすい店です。
子連れの場合、パンが主役の店は子どもの食事の選択肢があるのが強みです。コーヒーが飲めない年齢の子でも、パンなら一緒に楽しめます。公式の店舗メニューページでは、コーヒー600円〜、パン300円〜、ブランチメニュー2,500円〜と案内されています。電話番号は、公式オンラインショップの特定商取引法表記に070-8306-2604と載っています。
注意点は、定休日の案内が公式の店舗ページに見当たらないこと。遠方から来る日は、公式Instagramで直近の営業を確認してから向かうと安心です。また、ならまちは道が細く車での乗り入れに向かないので、近鉄奈良駅から歩くか、周辺のコインパーキングに停めてから歩く前提で計画しましょう。
| 住所 | 〒630-8333 奈良県奈良市中新屋町18 |
| 営業時間 | 7:00~17:00 |
| 公式サイト | 公式サイト |
松焙煎店は「注文してから焙煎」、予約すれば待ち時間なし
ならまち大通りとやすらぎの道が交差する馬場町交差点のすぐそばにあるのが松焙煎店。公式によると、20種類以上の中から選んだ豆を、その場で直火型の小型焙煎機で焙煎して渡してくれるコーヒー豆焙煎専門店です。営業時間は9:30~18:30、定休日は火曜で、たまに不定休があります(月ごとの店休日カレンダーを公式で公開)。
「焙煎したてを家に持ち帰る」という点では、奈良市内でも徹底した店です。公式は、焙煎後のコーヒー豆は時間とともに香りが減り酸化が進むと説明し、だからこそお客さんごとに焙煎する、としています。ドリップバッグも当日に焙煎して密封パックしているので、器具のない家へのおみやげや、ホテル・車内で飲む用にも向きます。
テイクアウトのドリンクは夏季限定の水出しアイスコーヒーのみで、店内で飲むタイプの店ではありません。そのぶん、豆の購入に集中できます。
注意点は駐車場。専用駐車場はなく、近隣のセレパーク(コインパーキング)を利用するよう案内されています。コーヒー豆200g以上、または豆以外の商品を2500円以上買うと駐車100円券を1枚もらえます。無料になる時間はセレパーク北風呂町・北風呂町第2が30分、馬場町が20分と、停めた場所で変わります。満車の場合もあるので、焙煎の予約を入れて受け取り時刻を決めておくと、駐車時間を短く抑えられます。
| 住所 | 奈良県奈良市北風呂町20-2 |
| 電話番号 | 0742-81-4459 |
| 営業時間 | 9:30~18:30 |
| 定休日 | 火曜、たまに不定休(店休日カレンダーで確認) |
| アクセス | やすらぎの道とならまち大通りが交差する馬場町交差点のすぐそば |
| 駐車場 | 専用駐車場なし。近隣のセレパーク(コインパーキング)を案内。豆200g以上または豆以外2500円以上の購入で駐車100円券1枚 |
| 公式サイト | 公式サイト |
凡豆・天迦久珈琲 ならまち本店・松焙煎店は、いずれも奈良公園の南側からならまちにかけてのエリアにあります。3店とも豆を買える店なので、飲み比べたいなら100gずつ買って家で淹れ比べるのが奈良らしい楽しみ方です。
車で寄るなら佐保川沿いの焙煎店という選択肢も
桜座珈琲は初回の試飲ができる、豆選びに迷う人向けの店
観光地の中心から少し離れて、奈良市恋の窪の佐保川の近くにあるのが大和自家焙煎 桜座珈琲です。公式によると、桜満開の2018年4月7日に自家焙煎コーヒー豆専門店としてオープン。店主の白井祥雅さんが毎日生豆を焙煎しています。営業時間は10:00~19:00、定休日は月曜(お盆・年末・祝日の場合は営業)です。
この店の特徴は品質管理の丁寧さで、焙煎前の生豆の段階で欠点豆をチェックし、焙煎後もハンドピックを行っていると公式に書かれています。豆の販売が中心ですが、公式メニューによると店内飲食もでき、コーヒー380円(クッキー付き)、トースト+ゆで玉子+コーヒーのモーニングセット500円〜、ホットドッグ500円〜などがあります。
豆選びに自信がない人にうれしいのが、初めて買う場合は試飲ができること。「深煎りと中煎り、どっちが好きかわからない」という段階でも、味を確かめてから選べます。夫婦で好みが違う家庭なら、2人で試飲して1種類ずつ買う、という選び方もできます。
注意点は、奈良公園やならまちから歩いて行ける距離ではないこと。車やバスで移動する日の立ち寄り先として考えるのが現実的です。駐車場の有無は公式トップの主要ページでは見当たらないため、車で向かう前に電話で確認しておきましょう。
| 住所 | 〒630-8136 奈良県奈良市恋の窪2丁目1-8 徳丸ビル103 |
| 電話番号 | 0742-35-2088 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 定休日 | 月曜日(お盆、年末、祝日の場合は営業) |
| 公式サイト | 公式サイト |
佐保川の桜の季節と、秋の限定ブレンドをねらう
桜座珈琲の店名の由来は、店の近くを流れる佐保川の桜並木です。公式サイトでは「満開の美しい桜並木が心を癒し、おいしい焙煎コーヒーで体を満たします」と紹介しており、春に佐保川の桜を見に行く家族なら、散策とセットで寄る流れがつくれます。
秋には季節限定の豆も出ます。2026年9月1日の告知で、秋の限定販売「桔梗ブレンド2026」が登場したことが案内されています。季節の限定品は数量や期間に限りがあることが多いので、ねらう場合は公式のお知らせ欄をこまめに見ておくと取り逃しを防げます。
また、奈良市公式アプリ「SHIKA no ASHIATO」の加盟店になったことも公式で告知されています。アプリを使っている奈良市民なら、ポイントが貯まるのもうれしいところです。
注意点として、季節商品は告知から販売終了までの期間が読みにくいので、「この日に行けば必ずある」とは考えないこと。確実に買いたい場合は、オンラインショップの在庫を確認してから向かうか、店に問い合わせてから行くのが確実です。
駅から歩ける店は「店で飲む」、車で行く店は「豆を買う」と役割を分けると、1日の中でコーヒー店を2軒回っても子どもの負担が増えません。桜座珈琲は初回試飲、松焙煎店は予約受け取り、凡豆は500g以上で1割引と、各店に「知っておくと得する仕組み」があります。
大和郡山の奈良藤枝珈琲焙煎所は「店に行く」より「通販で知る」店
奈良のコーヒーを調べていると名前が出てくるのが、大和郡山市の奈良藤枝珈琲焙煎所です。公式サイトによると、50年の経験で培った目で選んだ豆を焙煎し、500種類を越えるコーヒーを提案しているとのこと。オンラインショップでは、オリジナルブレンドの豆やカフェインレスのドリップバッグなどを扱っています。
公式では、約50年にわたり業務用ロースターとして奈良県の喫茶店マスターに珈琲を届けてきたこと、奈良県内では誰もが知っている喫茶店の運営も手がけていることが紹介されています。焙煎所そのものについては、この記事で紹介しているような「立ち寄って1杯」「店頭で豆を選ぶ」店としての案内は公式で見当たりません。
使い方としては、奈良のおでかけで豆の味が気に入り、家でも奈良の焙煎所の豆を切らさず飲みたくなったとき、通販で選べる候補の1つとして覚えておくくらいがちょうどいい距離感です。奈良県内の喫茶店やカフェで飲んだ1杯が、実はこうした焙煎所の豆だった、ということもあります。
注意点は、店舗としての営業時間や来店の可否を公式の主要ページで確認しきれていないこと。訪問を考える場合は、事前に公式サイトの問い合わせ窓口で確認してから向かうようにしてください。
奈良コーヒー6店を営業時間・駐車場・価格で比べると?
一覧表でわかる「朝型の店」と「夕方まで開いている店」
6店の公式サイトに載っている情報を、奈良おでかけノート調べとして1枚の表にまとめました。子連れのおでかけで効いてくる「何時から開いているか」「何曜日が休みか」「車を停められるか」を中心に並べています。
| 店名 | タイプ | 営業時間 | 定休日 | 駐車場 |
|---|---|---|---|---|
| ロクメイコーヒー 奈良店 | カフェ+豆 | 8:00~18:00(L.O.17:30) | 店休日なし(運営会社発表) | 近隣の有料駐車場 |
| aka tombo coffee | カフェ | 月水木 7:00-19:00/火 7:00-12:30/土日・祝日 7:00-17:00 | 金曜 | LINE・メールで確認 |
| 天迦久珈琲 ならまち本店 | カフェ+パン+豆 | 7:00~17:00 | 公式Instagramで確認 | 周辺コインパーキング |
| 珈琲屋 凡豆 | 豆売り専門 | 9:00~17:00 | 火曜・水曜 | あり(2台) |
| 松焙煎店 | 豆焙煎専門 | 9:30~18:30 | 火曜・たまに不定休 | 近隣セレパーク(駐車券あり) |
| 大和自家焙煎 桜座珈琲 | 豆売り+店内飲食 | 10:00~19:00 | 月曜(祝日等は営業) | 電話で確認 |
表を見ると、朝7時から開いているのはaka tombo coffeeと天迦久珈琲 ならまち本店。表には入れていませんが、天迦久珈琲 三条通り店も7:00開店です。観光の前に朝ごはんをとりたい家族はこの3店が第一候補です。夕方以降も寄れるのは、19時まで開いている桜座珈琲とaka tombo coffee(月水木)、18時台まで開いている松焙煎店とロクメイコーヒー奈良店です。
注意点は、火曜日に休む店が多いこと。凡豆と松焙煎店がそろって火曜定休なので、豆を買うことが目的の日は火曜を避けるのが無難です。
曜日で組み立てると、空振りがゼロに近づきます
定休日を曜日ごとに整理すると、「どの曜日にどの店を組み合わせるか」が見えてきます。月曜は桜座珈琲が休み、火曜は凡豆と松焙煎店が休み(aka tombo coffeeも12:30まで)、水曜は凡豆が休み、金曜はaka tombo coffeeが休みです。
家族のおでかけが多い土日は、6店とも定休日に当たりません。土日にならまちを歩くなら、朝はaka tombo coffeeか天迦久珈琲 ならまち本店で朝ごはん、昼前に凡豆か松焙煎店で豆を買い、帰りに近鉄奈良駅前のロクメイコーヒー奈良店で1杯、という流れが組めます。
平日に休みが取れた場合は、木曜が組みやすい曜日です。表の6店の中で木曜を定休日にしている店がないので、組み合わせの自由度が高い曜日です(ただし凡豆は2026年10月8日(木)を臨時休業と告知しています)。
注意点として、松焙煎店の不定休や凡豆の臨時休業のように、定休日以外の休みもあります。表の曜日で計画を立てたうえで、前日に各店の営業日カレンダーを見る、という2段構えにしておくと安心です。
価格でみると、豆100gと店での1杯はほぼ同じ価格帯
価格が公式に載っている店で比べると、凡豆の豆は100gあたり850円〜910円(ゴールドブレンド850円、エメラルドブレンド910円など)。一方、ロクメイコーヒー奈良店の店内の1杯は、本日のコーヒー580円、ブレンドやシングルオリジンが650円〜です。
家で淹れる場合、凡豆の公式では1人1回分の豆をおよそ10〜12グラムとしています。つまり100gの豆があれば、家で何杯も楽しめる計算です。「店で1杯飲む」と「豆を100g買う」がほぼ同じ価格帯なら、豆を買ったほうが奈良の味を長く楽しめる、というのが数字から見える結論です。
もちろん、店で飲む1杯にはバリスタの抽出技術や空間の価値があります。子連れでゆっくり座れるタイミングなら店で1杯、そうでなければ豆を買って家で、という使い分けが合理的です。
注意点は、価格は改定されることがある点。凡豆は生豆の相場に合わせて偶数月の1日に価格を見直しており、次回は2026年10月1日の予定です。この記事の価格は各店公式に載っている改定後の値ですが、買う前に店頭の表示を見るようにしてください。
子連れでコーヒー店に寄るときの段取りは?
失敗パターン①:焙煎待ちで子どもがぐずり、豆を選びきれずに店を出た
子連れで焙煎店に寄るときにありがちなのが、「その場で焙煎する店と知らずに行き、待ち時間に子どもが飽きてしまった」という失敗です。注文を受けてから煎る店では、豆を選んでから受け取るまでに時間がかかります。そのあいだ、狭い店内で小さな子を待たせるのは想像以上に大変です。
原因は、店の仕組みを事前に知らなかったこと。対策は予約です。松焙煎店は公式で、電話かLINEで予約すれば待ち時間なしで受け取れると案内しています。前日の夜に「どの豆を何g」と決めて予約しておけば、当日は受け取って支払うだけで済みます。
もう1つの対策は、大人の役割分担です。1人が子どもと外(近くの公園や、ならまちの散策)で待ち、もう1人が豆を選んで受け取る。凡豆のように奈良公園の南端にある店なら、子どもは公園側で待っていられます。
注意点として、予約の方法(電話かLINEか)や受け取り時刻の決め方は店によって違います。予約を受け付けていない店もあるので、「焙煎したて」を売りにする店ほど、事前に公式で受け取り方を確認しておきましょう。
乳児・未就学児・小学生・祖父母連れで、店の選び方は変わります
子どもの年齢や同行者によって、向いている店は変わります。シーン別に整理すると次のとおりです。
乳児連れなら、豆を買ってすぐ出られる焙煎店(凡豆・松焙煎店・桜座珈琲)が気楽です。凡豆と松焙煎店は豆の販売が中心、桜座珈琲は店内でコーヒーやモーニングも楽しめるので、少し座って休みたいときの選択肢にもなります。店内で座って授乳やおむつ替えをする場所を期待するのではなく、「買ってすぐ出る」前提で組み立てます。授乳室やおむつ替え台の有無は各店公式の主要ページでは見当たらないので、必要な場合は近鉄奈良駅や奈良公園周辺の施設を使う段取りにしておくと安心です。
未就学児連れなら、パンやクロワッサンがあるロクメイコーヒー奈良店や天迦久珈琲 ならまち本店が向いています。コーヒーが飲めない子にも「自分の分」があると、店での時間が楽しい記憶になります。
小学生連れなら、aka tombo coffeeで英語にふれるのも面白い選択です。祖父母連れなら、駐車場のある凡豆で1955年から続く老舗の話をしながら豆を選ぶ時間は、世代を超えて楽しめます。
注意点として、どの店も「子連れ向け設備」を大きく打ち出しているわけではありません。ベビーカーでの入店可否など気になる点は、事前に電話やSNSで聞いてから行くのが確実です。
雨の日は「駅から近い店」を軸に組み直す
雨の日の奈良は、子連れだと傘とベビーカーで移動が一気に大変になります。雨の日は、近鉄奈良駅4番出口から徒歩1分のロクメイコーヒー奈良店、三条通り沿いで駅から歩ける天迦久珈琲 三条通り店を軸にすると、濡れる距離を短くできます。
ロクメイコーヒー奈良店は小西さくら通り商店街に入ってすぐなので、駅から商店街に入れば短い距離で着けます。天迦久珈琲 三条通り店は20時まで開いているので、雨で予定が押しても閉店を気にせず寄れます。
ならまちの店(凡豆・天迦久珈琲 ならまち本店・松焙煎店・aka tombo coffee)に雨の日に行くなら、ならまちの細い道を長く歩かずに済むよう、近くのコインパーキングに車を停めてから短い距離だけ歩く計画にすると負担が減ります。
注意点は、駅前の店でもタイミングによっては座れないことがある点。混んでいたらテイクアウトに切り替える前提で動くのがおすすめです。雨の日に子どもが室内で体を動かせる場所を探しているなら、奈良県内の運動公園の情報もあわせてどうぞ。

コーヒーのあとに組み合わせやすい、奈良の子連れスポット
コーヒー店めぐりは、それだけで1日を使うより、子どもが楽しめるおでかけと組み合わせるほうが家族みんなの満足度が上がります。朝7時から開く店で朝ごはんをとり、日中は子どもの遊びを優先し、帰りがけに豆を買う、という順番が組みやすいです。
たとえば、凡豆や天迦久珈琲 ならまち本店は奈良公園やならまちの散策と組み合わせやすく、桜座珈琲は車で佐保川方面を移動する日に寄れます。季節の体験と組み合わせるなら、春先の奈良のいちご狩りのあとに焙煎店へ寄って豆を買う、というプランも車移動なら組み立てやすいです。
注意点として、豆売り専門店の多くは夕方に閉店します。凡豆は17時、天迦久珈琲 ならまち本店も17時までなので、遊びのあとに寄る場合は時間に余裕を持たせましょう。19時まで開いている桜座珈琲や、20時まで開いている天迦久珈琲 三条通り店は、帰り道に寄る店として使いやすい存在です。
ならまちは道幅が狭く、車の往来と歩行者が近い場所もあります。ベビーカーや小さな子と歩くときは、商店街やアーケードなど歩きやすいルートを選び、コーヒーを持ったまま子どもの手を引かないようにするとやけどの心配も減らせます。
買った豆をおいしく飲み切るには?
失敗パターン②:まとめ買いした豆を常温で置き、2週間で香りが抜けた
焙煎店で気に入った豆をたくさん買って帰ったのに、気づけば香りが抜けてしまっていた。これは奈良で豆を買う人にありがちな、もう1つの失敗です。原因は、焙煎豆が時間とともに酸化して味が落ちることを知らずに、袋のまま常温で置いていたことにあります。
凡豆の公式「豆の保存と淹れ方」では、焙煎豆は密閉容器に入れ、短期なら冷蔵庫、長期なら冷凍庫で保存するのが一番だと説明しています。さらにコーヒーミルがあれば豆は挽かずに豆のまま保存すること。そうすれば約1か月近く風味を落とさずに保存できるとしています。挽いた粉は豆より日持ちしません。
対策としては、「1〜2週間で飲み切れる量だけ買う」か、「まとめ買いするなら、すぐ飲む分以外は冷凍庫へ」の2択です。凡豆の店頭で500g以上買うと1割引になるのは魅力ですが、飲み切るペースに合わせて保存方法を決めておかないと、割引分以上に味を損ねてしまいます。
注意点として、冷蔵・冷凍した豆は淹れる少し前に出して常温に戻すことが大切だと凡豆は案内しています。冷えたままだとお湯が冷えて、コーヒーの味が充分に出ないためです(ミルで挽くのは冷凍庫から出してすぐでも構わないとのこと)。
凡豆が教える、ペーパードリップの基本の数字
せっかく奈良の焙煎店で買った豆は、淹れ方でも損をしたくないもの。凡豆の公式サイトには、一般的なペーパードリップの基本がわかりやすく載っています。
豆の量は1人1回分でおよそ10〜12グラム。1人分だけ淹れると味にとってよくないので、1人分のときは少し多めに入れるのがコツです。お湯は沸騰したあと少し温度が下がった90〜93℃を細口のポットで使います。まず粉に軽くしみわたるように少量注いで蒸らし、ふくらみが落ち着いたら(約30秒)、中心から外に向かって円を描くように3〜4回に分けてゆっくり注ぎます。
ゆっくり少量ずつ注ぐと味は濃く、さっと早く注ぐとあっさり出ます。自分の好みに合わせて調整できるのがペーパードリップの面白さです。子どもが大きくなってきたら、「お湯を注ぐ係」を任せてみるのも、奈良の豆をきっかけにした家族の時間になります(熱湯を扱うので、大人がそばで見守ってください)。
注意点は、注ぎ終わりに湯を出し切らないこと。緑茶のように絞り切ると雑味が出るので、湯がまだ残っているうちに終えるのがポイントです。また、ロト(ドリッパー)はろ紙と同じメーカーのものにする、とも凡豆は案内しています。
| 豆のまま買うメリット | 豆のまま買うデメリット |
|---|---|
| 冷凍保存で約1か月近く風味を保てる(凡豆公式) 挽き目を淹れ方に合わせて変えられる 挽く瞬間の香りまで楽しめる | コーヒーミルが必要 毎回挽くひと手間がかかる 子どもが小さいと朝の準備がひと手間増える |
豆選びに迷ったら「酸味か苦味か」を1語で伝える
焙煎店でいちばん迷うのが、ずらりと並ぶ豆のどれを選ぶかです。コツは、専門用語を覚えることではなく、「酸味と苦味のどちらが好きか」を1語で店の人に伝えること。
凡豆の公式サイトは、豆を「マイルド系」「苦味系」「極苦味系」「酸味マイルド系」と分類し、それぞれに合う飲み方まで書いています。たとえばフレンチブレンドは「カフェオレやエスプレッソにしても美味しい」、イタリアンブレンドは「夏場はアイスコーヒー用の定番豆」と紹介されています。家でカフェオレにすることが多い家庭なら、深煎りの苦味系を選ぶのが合っています。
ロクメイコーヒー奈良店では、バリスタが好みやその日の気分、合わせる食事を聞いて豆を提案してくれると公式に書かれています。桜座珈琲なら初回の試飲で確かめられます。自分で決めきれないときは、こうした「聞けば答えてくれる仕組み」がある店を選ぶのが近道です。
注意点は、浅煎り・深煎りの呼び名が店によって少しずつ違うこと。凡豆の公式でも、ミディアムロースト、シティロースト、フレンチローストといった呼び名は煎り上げ具合を表す、と説明しています。店をまたいで比べるときは、呼び名より「酸味寄りか苦味寄りか」で比べるとずれにくくなります。
まとめ
まずは次の週末、近鉄奈良駅に着いたら4番出口から歩いてすぐの1杯でおでかけを始め、帰りにならまちで100gだけ豆を買ってみてください。家で淹れた翌朝の1杯が、次の奈良行きの計画を立てるきっかけになります。
※営業時間・価格・定休日は各店公式サイトの掲載内容をもとにしています。変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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